信州大学医学部保健学科同総会名誉会長 池上俊彦
(信州大学医学部保健学科長/看護学専攻 成人・老年看護学領域 教授)


このたび金井誠教授の後任として、本年4月1日付で信州大学医学部保健学科学科長を拝命いたしました。このようなご挨拶の機会を設けていただきましたことに感謝申し上げます。私は昭和59年に東北大学を卒業し、盛岡市内の病院で3年間外科研修を行い昭和62年信州大学医学部第一外科に入局、幕内教授就任後肝移植に携わってまいり、平成16年からは医療福祉支援センターで信大病院の医療連携や患者相談業務にも関わってまいりました。平成27年から医学部保健学科で教鞭を執っております。

保健学科同窓会の皆様方には平素より在校生の教育および学科運営に多大なご理解とご支援を賜り、この場をお借りして心から御礼申し上げます。この度のコロナ禍により学内では主要行事である卒業式や入学式が挙行できないのみならず、学生がキャンパスに一堂に会することが感染リスクと判断され基本的には入構ができなくなり、教員側は学生が在宅で学修できるような体制づくりを求められました。本年度前期は普段なら講義室で行われる対面式の授業はすべて遠隔授業として行われました。インターネット環境や端末に問題がある学生に対しては、学内に視聴あるいは資料のダウンロードのためWi-Fiスポットを設け入構を許可しました。演習、実習、研究については5月末から十分な感染予防対策を行った上で入構して行うことが可能になりました。

学生は授業等だけでなく、会食が禁止され、実習前の感染拡大地への移動が禁止され、3密を回避できないアルバイトが禁止されるなど多岐にわたって大きな影響を受けています。経済的に困窮した学生には国や大学としての様々な経済的支援をおこなっており、担任を中心にメンタルを含む様々な相談に対応しています。

学内で例年開催されてきた様々な催し物も中止され、地域保健推進センターの地域貢献活動として市民にも参加いただき大変好評を得ている健康講座も、前期はコロナ禍の影響で中止を余儀なくされており、後期開催も厳しい状況です。言い古されたことですが、普通であることがどれだけ大事かということを身に染みて感じております。

さて、保健学科では、昨年度に引き続き南校舎内の教育環境整備を部局重点事業の一つに位置付けて、教育・研究環境を整備中です。また、本年は特にコロナ禍においても学部教育、大学院教育をスムーズに進められるよう体制を整備しております。こうした事業には、同窓会から毎年ご寄付戴いております専攻配分の教育・研究経費も自己財源とさせていただいており、大きなご支援に重ねて御礼申し上げます。

以上のように、本年度はコロナ対策に追われておりますが、保健学科のさらなる発展に尽力していく所存です。同窓会の皆様方には、一層のご支援とご指導を賜りますよう、よろしくお願い致します。

一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息と、皆様のご健康をお祈り申し上げます。

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