同窓会

同窓会の皆様へ
信州大学医学部保健学科同総会名誉会長 金井 誠
(信州大学医学部保健学科長/看護学専攻 小児・母性看護学領域 教授)

 保健学科同窓会の皆様には、平素より在校生の教育および学科運営に多大なご理解とご支援をいただいており、この場をお借りして心から御礼申し上げます。
 今年の夏は、命に関わる災害並みの猛暑でしたが、皆様お元気でしたでしょうか?実際の災害も、大阪府北部地震(6月18日、震度6弱)、平成30年7月豪雨(6月末から7月上旬、台風と梅雨前線による集中豪雨で西日本を中心に全国的な被害発生)、台風12号(7月末に日本列島を逆走)、台風21号(9月4日、25年ぶりに非常に強い勢力のまま上陸し甚大な被害発生)、などと数多く発生し、日本列島に大きな被害と疵痕を残しました。と書いていました9月6日未明、北海道内陸部で震度7の巨大地震が発生しました。被害を受けた方々に心よりお見舞いを申し上げます。
 防災は、国だけでなく大学としても様々な観点で取り組むべき大きな課題となってきていますが、最も重要なのは有事における地域での助け合いだと思います。皆様も、個人のレベルでできる防災対策に取り組むと同時に、地域で助け合う体制を構築しておきましょう。難しいことを始めるのでなく、普段から顔の見える関係で話をしたり、些細な助け合いを始めるだけでも良いかと思います。
 さて、保健学科では、南校舎内の教育環境整備を部局重点事業の一つに位置付けて、新しい環境での教育・研究環境を整備中です。こうした事業には、同窓会から毎年頂戴しております専攻配分の教育・研究経費も自己財源とさせていただいており、大きな支援に重ねて御礼申し上げます。ご来校いただいた際には、是非とも新しい校舎などをご覧いただきたく存じます。
 また、地域保健推進センターの地域貢献活動として市民が参加できる健康講座(春と秋開催)は毎回非常に好評で、継続した開講を希望する声を数多く頂戴しております。本年度も春期は「こころと健康のおはなし」をテーマに4回開講いたしました。秋期も「寒さと健康のおはなし」をテーマに4回の開講を予定しております。皆様方も是非参加してみてください。また今年は、講座内容をDVDにして、地域に貸し出す企画にも取り組んでいます。
 さらに、保健学科と附属病院看護部とが主体となって、平成26年度から実施している文科省・課題解決型高度医療人材養成プログラム『実践力ある在宅療養支援リーダー育成事業』も今年が最終年度となりました。第1期は修了生51人を輩出し、本年12月に修了する第2期生も52名が研修中です。在宅療養で質の高いケアを提供する看護師の育成を目指す本事業は、国や多くの関連施設から大きな期待を受けています。
 以上のように、保健学科では毎年新たな取り組みを積極的に展開しており、さらなる発展に尽力していく所存です。同窓会の皆様方には、一層のご支援とご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

小平奈緒選手に信州大学同窓会連合会賞を授与!!!
  信州大学医学部保健学科同窓会会長 川 上 由 行
(信州大学名誉教授/医学部特任教授(研究))

 快晴の青い空に満開の桜が映える4月4日、松本市総合体育館で開かれた信州大学入学式に、編入学生・留学生を含む8学部2,114名と大学院6研究科781名が臨みました。入学式に続き、信州大学同窓会連合会から4組に表彰状と記念品が贈られました。教育学部卒業生でスピードスケートの小平奈緒選手は、3回目の受賞の栄に浴しました。表彰規定には「個人の表彰は原則一回に限る」とありますが、今回も慎重な議論の末の受賞でした。彼女はピョンチャン・オリンピック選手団主将を務めながら、素晴らしい活躍で金メダル・銀メダルを獲得したことに加え、彼女のオリンピックにおける数々の感動を呼んだ振る舞いも受賞を後押ししました。更には、長野県が県民栄誉賞、長野市は市民栄誉賞に加え更に市長特別賞、松本市と茅野市がそれぞれに市民栄誉賞で栄誉を讃えるなど、彼女の際立った業績に鑑みて3度目の受賞になりました。濱田州博学長も式辞の中で小平選手について触れるなど、小平選手一色の入学式でしたが、同窓会連合会賞の授賞式後に、新入生へ向けて小平選手が発信したメッセージには、多くの新入生は大いに触発されたのでは、と思いました。
 今年の受賞者が、スポーツ関係以外で医学部から選出されたのは画期的でした。昭和38年に医学部を卒業生された安倍泰夫先生です。安倍先生は信州大学で医学博士を取得された小児科医です。昭和45年(1970年)よりネパールで医療活動を展開する中で、現地の少女を養女にするなど、現地に溶け込んで活躍されました。昭和59年(1984年)に松本市にNGO‐カトマンドゥを設立し、平成2年(1990年)より長野の牛乳パックリサイクル運動とも連携しながら、トリスリ地区での植林活動(20万本)を実現しました。これら緑化活動以外にも、簡易水道の敷設、 耐震コンクリートモデルハウスの建設等々、阿部先生の私財を投げ打っての長年に渡る活動が評価されての受賞ですが、先生のネパールでの献身的な尽力には、ただただ敬意を表するのみです。
 これまで表彰対象がスポーツ活動に偏重し過ぎていた感があることから、今後は幅広い分野で活躍されている卒業生を発掘表彰していくことが確認されています。
 保健学科の在校生・卒業生は、まだ誰も受賞の栄に浴していません。教員の皆様には、在校生の顕著な活躍を見逃さずに、卒業生には広くアンテナを巡らせ、表彰に値する功績を洩れなく収集して下さるようお願いします。また、保健学科同窓会分科会の「桐の木会」、「アルプス会」、「臨嶺会」そして「州嶺会」からも、同窓会連合会賞に相応しい候補者を、ご推薦いただきたくお願いします。
 保健学科関連では、大学院博士後期課程の「医学系研究科」と「総合工学系研究科」が統合再編され、新たに「総合医理工学研究科」が今年4月に設置されました。医療・福祉を支える人材育成に資するため、平成28年に新設された生命医工学専攻修士課程の学年進行に伴って博士課程が設置され、医学系研究科と統合されました。保健学科の在校生諸君、また卒業生の皆さん、新たな研究科「総合医理工学研究科」での研鑽をぜひ目指して下さい。

2011年 4月、保健学科9期生と同時に大学院医学系研究科保健学専攻博士前期課程5期生と後期課程3期生を迎えました。新入生の皆さん、入学おめでとうございます。大学や大学院での日々は、長い人生の中では極めて短いですが、人間の一生の方向性を決定する重大な時期でもあります。皆さんが入学した医学部保健学科/大学院保健学専攻で、若い情熱を燃やしながら、全力投球での毎日を過ごして下さい。やる気と積極性の日々の中にのみ、充分な実力と確かな基礎学力が保障されるのです。
 新入生のみならず在校生の皆さん、人生に於ける大切な大学/大学院生活を悔いなく思う存分に謳歌して下さい。多感な青年期の日々を過ごす大学/大学院生活は実に貴重です。この大事な時間を有意義に過ごして下さい。密度の濃い日々を送って下さい。そして、生涯にわたる良き友人を得て下さい。実り多い大学/大学院生活にしていただけるよう、保健学科同窓会は精一杯の情熱で皆さんを応援させていただきます。
 さて、今年は大学院博士後期課程の完成年度に当たります。愈々、保健学の博士の学位授与者が排出されます。後期課程の最終年度に当たる院生諸君は、大学院と学部の違いを肌で感じたことと思います。研究テーマを自ら設定し、その解決手法を自ら探索し、問題解決を図って得られた成果を世界に向けて発信する、と言う一連の得難い経験をされたことと思います。研究には、何らかの意味でオリジナリティーが求められる、と言うことも身を以て体験されたでしょう。彼等の学位取得後の活躍こそが、保健学の確固たる確立に直結するのです。そして、そんな有能な後期課程修了生を排出するためにも、保健学科同窓会は院生の研究環境の充実へ向けて出来る限りの応援をして行きます。
 今年は2011年です。1が2つも並びました。1が並ぶとあまり良いことがないと言う人がいます。確かに、アメリカ同時多発テロ事件も9.11でした。今年3月の東日本大震災も3.11でした。焼肉チェーン店での生肉のユッケに起因する集団食中毒も、大腸菌O-111で何と1が3つも重なりました。2011年11月11日は1が6つも連なりますが無事に過ぎて欲しいです。
 さて、来年2012年は、保健学科が設立されて10年目です。ということは、保健学科同総会設立10周年の節目の年になります。新たな10年へ向けての確かな一歩を踏み出す年にしたいものです。

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